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「夜詠み短歌」
夜の静けさに寄り添う短歌を楽しむひととき。
57577の言葉が、心に小さな光を灯します。
あなたも夜に詠む一首を見つけてみませんか?
雨宮 栞(あまみや・しおり)

短歌作家。
好きなものは猫とワインと手紙。
私自身、短歌に出会うまで眠れない不安な夜を過ごすことが多くありました。歌詠みをはじめて夜が好きになれたこの気持ちを読者のみなさんにも届けたいです。

月のない夜まで綴る恋の歌
毎夜あなたの文字に触れたい
側にきて私の蝶々
終わらない眠りをみせて愛の誓いに


週末の言葉遣いでひらく花
今夜あなたの眠りの側に
やわらかな蜂蜜色の午後が来て
便箋という遊びに誘う


明日から月のかたちのポタージュの
作り手になる君に育てる
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